第21回(平成30年度)介護支援専門員実務研修受講試験完全復元過去問(保健医療サービスの知識等 26~45問)

通信講座テキストで勉強する受験者 第21回(平成30年度)ケアマネジャー試験過去問&正答番号等
この記事は約8分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

ケアマネジャー試験過去問第20回、平成30年10月14日(日)に行われた実務研修受講試験(保健医療サービスの知識等 26~45問)の問題です。

スポンサーリンク

保健医療サービスの知識等

問題 26~45問題

問題 26 高齢者に多い症状や疾患について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 パーキンソン病の臨床的重症度の評価は、NYHAの重症度分類によって行う。
2 狭心症の発作に対しては、ニトログリセリン製剤の投与が効果的である。
3 褥瘡は、大転子部には発症しにくい。
4 疥癬は、集団感染の危険性がある。
5 肝不全の症状として、食欲不振、全身倦怠感、黄疸がみられることが多い。

問題 27 次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 深部静脈血栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)は、こまめに足を動かして予防に努める。
2 福祉避難所は、高齢者など何らかの特別な配慮を必要とする者を対象とし、その家族は対象としない。
3 避難所で生活している場合には、介護保険サービスの提供は受けられない。
4 介護老人保健施設は、非常災害に関する具体的計画を立てなければならない。
5 避難所では、体を動かす機会が減り、筋力が低下することによって、生活不活発病となることがある。

問題 28 感染症と感染経路の組み合わせについて正しいものはどれか。3つ選べ。

1 結核ー空気感染
2 疥癬ー飛沫感染
3 インフルエンザー空気感染
4 腸管出血性大腸菌感染症ー接触感染
5 流行性耳下腺炎ー飛沫感染
5 避難所では、体を動かす機会が減り、筋力が低下することによって、生活不活発病となることがある。

問題 29 次の記述について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 腹囲は、メタボリックシンドロームの診断に使われる。
2 血清アルブミン値は、栄養状態の指標とはならない。
3 血中尿素窒素(BUN)は、腎機能の指標となる。
4 白血球数は、細菌感染で減少する。
5 AST(GOT)は、心臓の疾患でも上昇することがある。

問題 30 バイタルサインについて正しいものはどれか。3つ選べ。

1 生命の維持にかかわる最も基本的な情報をいう。
2 意識レベルは、バイタルサインには含まれない。
3 感染症にかかっても、発熱しないことがある。
4 脱水では、徐脈がみられる。
5 降圧剤によって起立性低血圧を起こすことがある。

問題 31 高齢者に多い症状や疾患について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 フレイルとは、高齢になって筋力や活動が低下している状態を指す。
2 機能性尿失禁とは、くしゃみ、咳などによって尿がもれることがある。
3 急性緑内障発作では、頭痛、嘔吐がみられることがある。
4 慢性腎不全では、全身倦怠感、動悸、頭痛、浮腫などの症状がみられることがある。
5 加齢によるインスリンの増加が、糖尿病の原因である。

問題 32 認知症について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 レビー小体型認知症では、便秘や立くらみなどの自律神経症状を伴うことがある。
2 うつ状態が続くと、認知症と診断されてしまうことがある。
3 認知症の初期では、ADLの低下がみられ、進行するとIADLの低下が起こってくる。
4 せん妄は意識障害であり、認知症と区別する必要がある。
5 認知症初期集中支援チームの訪問支援対象者は、初期の認知症患者に限られる。

問題 33 在宅で医療機器を使用する場合の留意点について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 腹膜透析を実施している場合は、感染に注意が必要である。
2 在宅中心静脈栄養法を行っている場合は、入浴は近畿である。
3 在宅経管栄養法では、カテーテルの定期的な交換は不要である。
4 気管切開を伴った人工呼吸療法では、気管切開部の管理が必要である。
5 在宅療養法では、機器の周囲2m以内に火気を置かないようにする。

問題 34 次の記述について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 BMI(Body Mass Index)が18.5以上の場合は、肥満とされる。
2 喫煙は、心疾患のリスクを高める。
3 多量の飲酒習慣は、脳卒中のリスクを高める。
4 骨粗鬆症の予防には、運動は効果がない。
5 大腿骨頸部骨折の予防には、ヒップ・プロテクターも効果がある。

問題 35 在宅で行われる呼吸管理について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 ネブライザ―で吸入薬を用いる際に副作用と思われる症状がみられた場合には、吸入を中止して医療者に報告する。
2 在宅酸素療法を受けている利用者が息苦しさを訴えた場合には、医師の指示の有無にかかわらず、酸素流量を増やす。
3 在宅酸素療法を実施している場合には、定期的にバッテリーの充電状態を確認する。
4 人工呼吸器を使用する場合には、緊急時の対応方法や連絡先を確認しておく。
5 痰の吸引器は、介護保険の給付の対象となる。

問題 36 次の記述のうち、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 高齢者の低栄養状態を改善するには、水分を多く摂取することが重要である。
2 介護保険施設では、入所者全員について栄養ケア計画の作成が義務付けられている。
3 栄養マネジメント加算の要件には、栄養に関するスクリーニング、アセスメント及びケア計画の作成が含まれる。
4 高齢になっても、味覚は低下しない。
5 認知症の高齢者への食事摂取の促しとしては、声かけ、身守りなども重要である。

問題 37 在宅での医療管理について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 インスリンの自己注射の効果は、利用者の体調によって変わることはない。
2 人工透析を受けている者は、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高い。
3 疼痛に対して麻薬を使用する際は、副作用の便秘に注意する必要がある。
4 人工呼吸器を装着している場合には、パルスオキシメーターによって酸素飽和度を測定する。
5 在宅自己導尿は、膀胱内にカテーテルを留置するよりも、感染リスクが高い。

問題 38 高齢者に起こりやすい急変や急変時の対応について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 ジャパン、コーマ・スケール(Japan Coma Scale:JCS)では、数字が小さいほど意識障害が重要である。
2 心不全による呼吸困難は、座位をとらせることで軽減することがある。
3 心筋梗塞による痛みは、胸痛だけでなく、腹痛のこともある。
4 寝たきりの高齢者が嘔吐した場合には、側臥位をとらせた方が吐物で窒息するのを防ぎやすい。
5 発熱時には、直ちに解熱剤を用いて苦痛を緩和する。

問題 39 死亡診断書を交付することができる資格として正しいものはどれか。2つ選べ。

1 医師
2 看護師
3 介護支援専門員
4 歯科医師
5 介護福祉士

問題 40 定期巡回・随時対応型訪問介護看護について適切ものはどれか。3つ選べ。

1 居宅で生活している要支援者も利用できる。
2 心身の機能の維持回復を目指す。
3 随時訪問サービスは、随時の通報からおおむね20分以内に居宅に駆けつけられる体制確保に努めなければならない。
4 介護・医療連携推進会議の会議記録は、守秘義務の観点から公表してはならない。
5 苦情処理では、苦情の内容を記録しなければならない。

問題 41 介護保険法による訪問看護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 要介護認定者であれば、主治の医師の指示は必要ない。
2 理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士によっても提供される。
3 訪問看護の内容は、療養上の世話又は必要な診療の補助である。
4 原則として、健康保険法による訪問看護より優先的に適用される。
5 心身の機能の維持回復を目指すものであり、要介護状態の悪化防止は含まない。

問題 42 看護小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 看護小規模多機能型居宅介護とは、居宅要介護者に訪問介護と小規模多機能型居宅介護を組み合わせて提供するサービスのことをいう。
2 開設に当たっては、都道府県に対して事業所の指定申請を行う。
3 医療ニーズの高い高齢者の利用が想定されているので、要支援者は利用できない。
4 管理者としての要件は、事業所などえ3年以上認知症ケアに従事した経験と、厚生労働大臣が定める研修の修了に限定される。
5 登録者の居宅おける生活を継続するための指定看護小規模多機能型居宅介護の提供体制を強化した場合は、訪問体制強化加算として所定単位を加算できる。

問題 43 通所リハビリテーションについて正しいものはどれか。3つ選べ。

1 主治の医師が必要と認めた居宅要介護者に、理学療法、作業療法その他必要なリハビリテーションを提供する。
2 若年性認知症患者は、通所リハビリテーションの対象とならない。
3 IADLの維持・回復は、通所リハビリテーションの目的に含まれない。
4 リハビリテーションマネジメント加算は、SPDCAサイクルの構築を通じて多職種協働によりリハビリテーションの質の管理を行うことも目指している。
5 介護老人保健施設における通所リハビリテーションの人員基準では、常勤の医師を1人以上置かなければならない。
(注)SPDCAとは、調査(Survey)、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)及び改善(Action)をいう。

問題 44 介護医療院について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 要介護3以上の者のみが利用できる。
2 介護医療院の創設に伴って介護療養型医療施設が廃止されるのは、2020年度末である。
3 長期療養が必要な者に対し、必要な医療及び日常生活上の世話を提供する施設である。
4 多床室の場合は、カーテンのみで入所者同士の視線を遮断し、プライバシーを確保できればよい。
5 主として長期にわたり療養が必要である者であって、重篤な身体疾患を有する者等を入所させる1型療養床と、それ以外の者を入所させる2型療養床がある。

問題 45 介護老人保健施設について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 医療法人が設置する介護老人保健施設では、協力病院を定める必要がない。
2 サテライト型小規模介護老人保健施設及び分館型介護老人保健施設の2つの類型からなる。
3 介護老人保健施設は、入所者が不正行為によって保健給付を受けたときは、市町村に通知しなければならない。
4 感染症又は食中毒の予防のため、その対策を検討する委員会をおおむね三月に1回以上開催しなければならない。
5 入所者の心身の諸機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるため、リハビリテーションを計画的に行わなければならない。

 

正答番号&合格基準