2022年(第25回)介護支援専門員実務研修受講試験過去問(保健医療サービスの知識等 26~45問)

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保険医療サービスの知識等

令和4年10月9日(日)に行われた第25回介護支援専門員実務研修受講試験(保健医療サービスの知識等 26~45問)、ケアマネ試験過去問です。

介護保険テキスト

ご存知のように、過去問は直近ほど今の制度改正に合った、本番さながらの問題です。まず、実力チェックの一つとしてチャレンジしてみて下さい。苦手分野等がわかればあとは、そこを重点に学び再度挑戦、実力チェックを行うことで”合格”の二文字がより身近なものになります。

東京都福祉保健局 介護支援専門員情報から引用

問題 26~45問題

問題 26 次の疾病の特徴として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 狭心症では、前胸部の圧迫感が生じることはない。
2 心不全による呼吸困難時には、起座位にすると症状が改善することがある。
3 慢性腎不全では、水分やカリウムの摂取量に注意する必要がある。
4 高齢者の糖尿病では、口渇、多飲、多尿の症状が出現しにくい。
5 帯状疱疹は、細菌性感染症である。

問題 27 高齢者の精神障害について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 老年期うつ病では、妄想の症状が発現することはない。
2 老年期うつ病では、自死を図ることはない。
3 高齢者の妄想性障害への対応では、共感が大切な要素である。
4 神経症は、病気ではなく、気のもちようである。
5 アルコール依存症のケアには、自助グループなどの地域の社会資源の活用も有用である。

問題 28 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

1 起立性低血圧は、降圧薬、利尿薬などの薬剤の使用も原因になる。
2 加齢とともに血管の弾力が失われるため、収縮期血圧が低くなる傾向がある。。
3 橈骨動脈で脈が触れない場合には、頸動脈や股動脈で脈拍をみる。
4 重度の徐脈は、失神を伴うことがある。
5 昏睡とは、刺激がないと眠ってしまう状態である。

問題 29 検査項目について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 BMI(Body Mass Index)は、身長(m)を体重(kg)の2乗で除したものである。
2 血清アルブミンの値は、高齢者の長期にわたる栄養状態をみる指標として有用である。
3 AST(GOT)・ALT(GPT)の値は、肝・胆道疾患の指標となる。
4 血清クレアチニンの値は、腎機能の指標となる。
5 ヘモグロビンAlcの値は、過去1週間の平均的な血糖レベルを反映する。

問題 30 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

1 介護を行うときには、利用者の残存能力をできる限り活かす。
2 入浴は、全身の保清を図り、血液循環や新陳代謝を促進する。
3 清拭をするときには、その部屋の温度を確認する。
4 尿失禁とは、尿を全部出しきれず、膀胱の中に尿が残ることをいう。
5 ボディメカニクスとは、起床、食事、排泄など、利用者の生活リズムを取り戻すことをいう。

問題 31 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

1 味覚は、舌や口蓋等にある味蕾が刺激されて起こる。。
2 誤嚥とは、飲食物や唾液、胃の内容物が気管内に入ることをいう。
3 薬のPTP包装シート(プラスチックにアルミなどを貼り付けたもの)を誤って飲み込んだ場合、排泄されるため心配はない。
4 認知症と口腔環境とは、無関係である。
5 口腔内・口腔周囲を動かすことは、オーラルフレイル予防につながる。

問題 32 認知症について適切なものはどれか。2つ選べ。

1 BPSD(認知症の行動・心理症状)は、住環境などの環境因子の影響は受けない。
2 若年性認知症は、うつ病など、他の精神疾患と疑われることがある。
3 前頭側頭型認知症では、リアルな幻視やパーキンソニズムが特徴である。
4 パーソン・センタード・ケアは、介護者本位で効率よく行うケアである。
5 介護支援専門員が、利用者本人の同意を得て、心身の変化などを主治医に伝えることは、よりよい医療につながる。

問題 33 リハビリテーションについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 代償的アプローチには、残存機能の活用が含まれる。
2 急性期リハビリテーションは、一般に、廃用症候群の予防と早期からのセルフケアの自立を目標とする。
3 回復期リハビリテーション病棟では、多職種による集中的なリハビリテーションが提供される。
4 終末期にある者は、対象とならない。
5 指定訪問リハビリテーションは、バス等の公共交通機関への乗降の支援を対象としない。

問題 34 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

1 薬剤師は、薬剤を処方してはならない。
2 介護職員は、服薬介助を行ってはならない。
3 医療用医薬品と健康食品の併用による有害な相互作用の可能性について注意が必要である。
4 薬の変更や中止で重篤な症状が起こることはない。
5 内服薬は、通常、水又はぬるま湯で飲む。

問題 35 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

1 居宅介護支援事業所から病院への情報提供のため、入院時情報提供書が使われることがある。
2 エビデンス・ベースド・メディスン(Evidence Based Medicine:EBM)は、根拠に基づく医療のことである。
3 介護支援専門員は、患者自身が治療法を選択する際に、第三者的な立場から助言してはならない。
4 介護支援専門員は、退院前カンファレンスに参加することが望ましい。
5 チームアプローチでは、住民によるボランティア活動を含まない。

正 答 番 号

問題 36 高齢者の栄養・食生活について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 必要な栄養を食事では摂りきれない場合でも、間食で補うことは適当でない。
2 咀嚼能力や唾液分泌の低下などから、摂食・嚥下障害を起こしやすい。
3 食事中に口から食べ物をこぼす場合、口腔・嚥下機能評価を行うとよい。
4 食べることを通じて尊厳ある自己実現を目指す。
5 食事支援では、介護する家族の状況を考える必要はない。

問題 37 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

1 中心静脈栄養法では、静脈炎にならないように末梢静脈を用いる。
2 経鼻胃管の種類には、バルーン型とバンパー型がある。
3 血液透析のためのシャントは、動脈と静脈をつなぎ合わせた部位のことである。
4 ネブライザーは、気道を加湿して痰を出しやすくするために用いる機器である。
5 パルスオキシメーターは、血液中の酸素飽和度を測定する機器である。

問題 38 次の記述のうち、より適切なものどれか。3つ選べ。

1 手の甲の皮膚をつまみ上げて離したとき、すぐには元に戻らない場合は、脱水を疑う。
2 薬の服用時間における食間とは、食事中に服用することである。
3 言葉が出てこない、又はろれつが回らないという症状が突然生じた場合は、脳卒中の可能性がある。
4 転倒による頭部打撲後、すぐに意識障害が起こらなければ問題はない。
5 前立腺肥大症の場合、尿意を感じたら、早めにトイレに行くよう心がける。

問題 39 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

1 健康日本21(第二次)では、健康寿命を延ばすことを目指している。
2 就労、ボランティアなどの社会参加は、フレイル予防に役立たない。
3 パーキンソン病の場合、転倒しやすいため、運動療法は禁忌である。
4 膝関節症による痛みや腫脹を抑えるには、定期的な運動が効果的である。
5 高齢者においては、無症状であっても骨粗鬆症の検査を受けることが推奨される。

問題 40 臨死期について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 家族に対して、今後予想される状況に即した病状説明が行われるよう配慮する。
2 在宅で看取る場合、呼吸停止の瞬間に、医師が立ち会う必要がある。
3 呼吸をするたびに、喉元でゴロゴロと音がする状態(死前喘鳴)になることがある。
4 臨終が近づき、応答がなくなった場合には、本人への語りかけをやめる。
5 死後のケアであるエンゼルケアは、身体を清潔にし、その人らしい外見に整えるためのものである。

問題 41 訪問看護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 急性増悪時に主治医から特別指示書が交付された場合、介護保険から給付が行われる。
2 介護保険の指定訪問看護ステーションの管理者は、原則として、常勤の保健師又は看護師でなければならない。
3 提供に当たっては、常に利用者の病状、心身の状況及びその置かれている環境の的確な把握に努める。
4 保健医療機関の指定を受けている病院は、介護保険の指定訪問看護事業者とみなされる。
5 24時間365日、サービスを提供しなければならない。

問題 42 指定通所リハビリテーションについて正しいものはどれか。3つ選べ。

1 利用者の生活機能の維持又は向上を目指し、心身の機能の維持回復を図るものでなければならない。
2 介護老人福祉施設で提供される。
3 事業所には、生活相談員を配置しなければならない。
4 通所リハビリテーション計画は、医師及び理学療法士、作業療法士等の従業者が、共同して作成する。
5 通所リハビリテーション計画の進捗状況を定期的に評価し、必要に応じて当該計画を見直す。

問題 43 指定短期入所療養介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 家族の身体的及び精神的な負担軽減を図るために利用できる。
2 看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行う。
3 居宅サービス計画において、あらかじめ位置付けられていない場合には、利用することができない。
4 短期入所療養介護計画は、おおむね4日以上連続して利用する場合に作成する必要がある。
5 ターミナルケアは、行われない。

問題 44 指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 利用者が尊厳を保持し、可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう援助を行う。
2 要支援者も利用できる。
3 利用者の心身の状況にかかわらず、毎日、訪問しなければならない。
4 随時対応サービスについては、利用者のみならずその家族等からの在宅介護における相談等にも適切に対応する。
5 介護・医療連携推進会議は、おおむね6月に1回以上、開催しなければならない。

問題 45 介護老人保健施設について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 社会福祉法人は、開設できる。
2 ユニット型では、一のユニットの定員は、15人を超えることが認められている。
3 入所定員が100人以上の場合には、栄養士又は管理栄養士を置かなければならない。
4 処置室を設けなければならない。
5 全国では、全入所者のうち要介護4及び要介護5の者が占める割合は、80%以上である。

正 答 番 号