ケアマネ試験職種別受験者数等とは
厚生労働省が毎年どんな人がケアマネ試験を受験しているのか、職種別の受験者数や合格者数、合格率を公表していますので紹介します。
ここでは、どんな職種の人がケアマネ試験を受験しているのか見てみましょう。そして、自分と同じ職種の人がどれだけ受験し合格しているか参考にして下さい。多くの方が受験された職種で合格率が低いのは、受験対策の環境が準備しずらい職種と言わざるを得ません。
スケジュール管理等しっかり行って、気を引き締めて、ケアマネ試験対策を行ってください。
第25回(令和4年10月9日実施)ケアマネ試験職種別合格者数等 厚生労働省公表資料
職 種 | 人 数 | 構成比率 |
---|---|---|
医師 | 30人 | 0.3% |
歯科医師 | 32人 | 0.3% |
薬剤師 | 110人 | 1.1% |
保健師 | 216人 | 2.1% |
助産師 | 21人 | 0.2% |
看護師、准看護師 | 1,849人 | 17.9% |
理学療法士 | 594人 | 5.8% |
作業療法士 | 285人 | 2.8% |
視能訓練士 | 18人 | 0.2% |
義肢装具士 | 5人 | 0.0% |
歯科衛生士 | 122人 | 1.2% |
言語聴覚士 | 46人 | 0.4% |
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師 | 169人 | 1.6% |
柔道整復師 | 159人 | 1.5% |
栄養士(管理栄養士を含む) | 133人 | 1.3% |
社会福祉士 | 815人 | 7.9% |
介護福祉士 | 6,096人 | 59.0% |
精神保健福祉士 | 109人 | 1.1% |
相談援助業務従事者 | 198人 | 1.9% |
合 計 | 11,007人 | – |
注1.「合計」欄は、複数の法定資格の取得者を含めた、「2」の合格者数とは一致しない。
注2.「構成比率」欄は、「2」の合格者数における各職種の割合を示している。
注3.一部の都道府県では、「看護師、准看護師」、「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師」について区分を行っていないため、これらについては一括計上した。
ケアマネ試験合格率の現状と難易度
年々、ケアマネ試験の合格率が低くなっています。厚生労働省の統計でみるとの第1回H10年度(第1回)試験の合格率は44.1%で、直近の第25回(R4年度)の試験では19.0%と合格率が低くなっています。ケアマネ試験の合格率の数値から難易度を判定すると、難易度の高い試験と言えるでしょう。
これは、超高齢社会の中でケアマネがより専門的な知識が求められるようになったことで、ケアマネ試験問題も、より専門的な出題傾向になり、更に解答免除の要件がなくなったりしたのが要因だと思います。
今後もケアマネの専門性の期待は高まることは間違いありません。このためケアマネ試験問題もその傾向が続くと思われます。よって、ケアマネ試験の合格率は更に低くなる可能性があります。
ケアマネ試験の合格者が多い有資格者は看護士・准看護師、介護福祉士です。
ケアマネ試験の準備はいかがですか?それぞれのやり方で試験勉強に奮闘中だと思います。お疲れさまです。
ケアマネ試験を受験できる人は有資格者に限られています。医療・福祉などの資格を有している人が受験できます。また、受験者の中で多い保有資格種は看護師、准看護師、介護福祉士などになります。
厚生労働省の第25回職種別合格者数では、10,328人の合格者の中で1,849人(17.9%)が看護師、准看護師、6,096人(59.0%)が介護福祉士の方になります。
看護師・准看護師、介護福祉士の仕事の内容は、言わずとも過酷な仕事で、シフト勤務もあります。一般の日勤勤務の人のようには試験勉強もやりづらいと思います。
患者さんのその日の容体や利用者さんのその日の容体で仕事の内容も変わります。勤務時間も変わる可能性があって、とっても大変な仕事で試験勉強のスケジュールも変更せざるを得ない日常も多いと思います。
そのような環境で、家に帰ってケアマネ試験の問題集を広げて、独学でやるのはとってもきつい・つらい試験勉強になります。また、やる気もでてきませんしモチベーションもなかなか継続がしずらい状況になります。
また、自分に甘えて「今日は疲れたから、明日から勉強しよう。」と言い聞かせながら進めていくと、あっという間に試験日が近づいてきて、眠るのも惜しんで勉強したものの結果、合格できなかった。など多くの方が、2回目の受験や3回目の受験をされるケースも少なくありません。
更に、ケアマネ試験の基本となる介護保険制度は毎年のように制度改正が行われていて、昨年と同じ制度内容になるか保証がありません。新しく制度が変わることで試験の出題傾向も変わります。そうなるとまた、新しい問題集を購入してその年の試験対策をしなければなりません。
ですから、ケアマネの資格を取るぞと決めたら、集中して一回で合格することを考えて、それに向かって進めることです。
ケアマネ試験問題は、今後もより専門的な試験問題に進んでいくのはまちがいありません。このような中で、短期間の試験勉強で一回の試験で合格する方法はないのでしょうか?
ケアマネ試験対策の勉強方法とは?
こちらの記事はこれから一発合格したい人に読んでいただけるよう、最も合格に近い勉強方法をまとめました。
合格に向けてじっくり読み進めてみてください。
まずは、ケアマネ試験対策の勉強方法を見ていきます。
ケアマネ試験対策の主な勉強方法は、下記の3つです。
① 試験問題集を中心に独学で勉強する方法
② 時間に余裕がある方が、スクールに通い試験勉強する方法
③ 通信講座を受講して勉強する方法
「① 試験問題集を中心に独学で勉強する方法」は自分で教材を選び、テキストに沿って勉強を進めます。自分の都合に合わせて、好きな場所で勉強できることがメリットです。
しかし独学の場合は、分からない箇所があっても、すぐに質問ができません。また試験に合わせて自分でスケジュールを調整していかねばならず、モチベーションを保つのが難しいです。
「② 時間に余裕がある方が、スクールに通い試験勉強する方法」は、専門のスクールで勉強する方法です。スクールに通えば、試験に合わせたスケジュールを組んでくれます。資格取得を目指している仲間が大勢いるため、モチベーションも保ちやすいです。分からない箇所があった場合は、講師にすぐに確認できることもメリットです。
ただしスクールは「〇曜日の〇時〜」といったように、授業の日時が指定されています。
そのため介護福祉士や看護師・准看護師として働く方は、スケジュールを合わせることが難しいかもしれません。
「③ 通信講座を受講して勉強する方法」は、通信講座を受講して勉強する方法です。カリキュラムが組まれているため、試験日程に合わせて勉強を進められます。
また授業の日時が決まっていないため、好きな場所・時間に受講できることも、大きなメリットです。講座によっては、分からない箇所をすぐに聞ける質問制度もあるため安心です。
通信講座は、期間が定められていて、モチベーションを維持しながら計画的に試験勉強をする事ができます。
特に、苦手分野があって独学では少し自信がない方や今の仕事の状況では試験勉強のスケジュール管理が大変という方には最適な試験勉強方法です。当サイト、一押しの勉強方法です。
ケアマネ試験対策の通信講座を選ぶポイント
初めてケアマネ試験対策の通信講座を選ぶ方は、何を基準に選べばよいか迷うことでしょう。ここでは、通信講座を選ぶポイントについて解説します。
添削・質問制度はあるか
一番大切なポイントは、通信講座のサポート体制です。自宅でテキストを解くだけでは、独学と変わりません。添削制度があれば、自分の苦手な箇所を指摘してもらえるため、しっかりと勉強できます。また質問制度があれば、テキストを読んで分からないことでも、講師に答えてもらえるため安心です。通信講座を選ぶには、添削・質問制度といったサポート体制が充実しているかを確認しましょう。
過去問はついているか
ケアマネ試験の対策には、過去問を解くことが重要です。ケアマネ試験の範囲は広いですが、過去問を解くことでどういった問題が出るかを掴めます。出題される傾向が分かれば、効率よく勉強できるでしょう。通信講座のテキスト類に、過去問が含まれているかを確認しておきましょう。
合格実績があるか
講座によっては、合格実績を公開しているところがあります。合格実績の人数が多い講座は、しっかりとしたカリキュラムが組まれている証拠です。通信講座を選ぶなら、合格実績が分かるものを選んだほうがよいでしょう。
ケアマネ試験対策おすすめの通信講座
ケアマネ試験対策の通信講座は、たくさんあります。ここでは、4つの通信講座についてご紹介します。
ユーキャンのケアマネジャー講座
ユーキャンの「ケアマネジャー資格取得講座」は、サポートが手厚い通信講座です。全6冊のテキストで1冊ごとに課題があり、添削してくれます。講師からコメントがもらえるため、苦手な箇所をじっくり復習できます。また1日3回での質問制度もあるため、分からない箇所があればすぐに解決できることもメリットです。
費用はテキスト代込みで49,800円。希望があれば、分割で支払うこともできます。
※教育訓練給付制度(一般教育訓練)対象講座
三幸福祉カレッジ
三幸福祉カレッジの「ケアマネジャー受験対策講座」は、2つのコースを選択できる講座です。
WEB学習コースはスマホでいつでも好きな場所で勉強でき、メールで気軽に質問できます。筆記通信コースは解答用紙を郵送して、添削してもらえます。
費用はWEB学習コースが27,500円、筆記通信コースが36,300円です。自分の好きなコースを選択しましょう。
※教育訓練給付制度(一般教育訓練)対象講座
【参考】
ケアマネジャー受験対策講座|三幸福祉カレッジ (sanko-fukushi.com)
たのまな
たのまなの「ケアマネジャー合格講座」は、ヒューマンアカデミーが運営する講座です。標準受講期間は3か月ですが、12か月在籍できるため、自分のペースで受講できるのが特徴です。
イラストや図を使ったテキストで、出題範囲をしっかりと学べます。また試験対策として、ケアマネ試験対策のプロのオンラインセミナーに参加できます。
費用は49,500円。希望すれば、分割での支払いも対応してくれます。
※教育訓練給付制度(一般教育訓練)対象講座
【参考】
日本キャリアパスアカデミー
日本キャリアパスアカデミーの「ケアマネジャー通信講座 合格の法則」は、オプションが追加できる講座です。模擬試験を受けたい方は、8回の模擬試験を受講できます。模擬試験は専任講師がサポートしてくれるため、試験前の総仕上げができます。それでも不安な方は、2日間の直前スーパーゼミの受講も可能です。
費用は30,800円。模擬試験は28,600円、直前スーパーゼミは26,400円で追加できます。
※教育訓練給付制度(一般教育訓練)対象講座
【参考】
09-keamane-tsushin.pdf (nk-kousya.co.jp)
ケアマネ試験対策の通信講座は「ユーキャン」がおすすめ!
4つの各講座の特徴は、下記の表のとおりです。
スクール名 | 合格実績 | 添削制度 | 質問制度 | 過去問 |
ユーキャン | 23,093名 | 7回 | 〇 | 〇 |
三幸福祉 | 1,773名 | △ ※筆記コースのみ |
△ ※webコースのみ |
〇 |
たのまな | – | 2回 | × | × |
日本キャリアパス | – | × | × | 〇 |
ケアマネ試験一発合格おすすめの通信講座は、ユーキャンです。
ケアマネ試験対策の通信講座は、ユーキャンがおすすめです。
なぜならユーキャンは、合格実績が豊富。また添削や質問制度も充実しており、自分の苦手な分野をしっかりと学べます。コース内に過去問や模擬試験もふくまれているため、試験前の確認もばっちりです。
どのケアマネ試験対策の通信講座にするか迷っている方は、ユーキャンのケアマネジャー講座 がまちがいなくおすすめです。
受講申し込みもスマホから入力フォームに必要事項を入力すれば完了なため、非常に簡単です。
地域独自のケアマネ試験対策
※この他にも、都道府県の社会福祉協議会などが中心になり、試験直前のケアマネ試験対策セミナーや模擬試験が行われています。近場の社会福祉協議会などに、事前に情報を頂けるよう申し込んでおいて、セミナーなどに参加するのも効果的な試験対策になります。
☆★☆最後に、受験者の皆様がストレスフリーな試験勉強で一発で合格されることを願っています。