2019年(第22回)介護支援専門員実務研修受講試験完全復元過去問(介護支援分野 1~25問)介護支援専門員実務研修受講試験完全復元過去問(保健医療サービスの知識等 26~45問)

試験勉強中の受験者 第22回(令和元年度)ケアマネジャー試験過去問&正答番号等
この記事は約8分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

ケアマネジャー試験過去問第22回、令和元年10月13日(日)に行われた実務研修受講試験(介護支援分野 1~25問)の問題です。

ご存知のように、過去問は直近ほど今の制度改正に合った、本番さながらの問題です。まず、実力チェックの一つとしてチャレンジしてみて下さい。苦手分野等がわかればあとは、そこを重点に学び再度挑戦、実力チェックを行うことで”合格”の二文字がより身近なものになります。

スポンサーリンク

保健医療サービスの知識等

問題 26~45問題

問題 26 呼吸について適切なものはどれか。2つ選べ。

1 高齢者は、一般に、若年者と比べ、1回換気量は低下する。
2 頻呼吸は、発熱や心不全でもみられる。
3 心不全による呼吸困難は、起座位又は半座位で増強し、臤位で軽減する。
4 下顎呼吸は、慢性気管支炎や肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者でよくみられる。
5 チェーンストークス呼吸では、小さい呼吸から徐々に大きい呼吸となり、その後徐々に小さい呼吸となって、一時的な呼吸停止を伴う呼吸状態を繰り返す。

問題 27 食事について適切なものはどれか。2つ選べ。

1 摂食・嚥下プロセスの先行期(認知期)は、食べ物を咀嚼する段階である。
2 摂食・嚥下プロセスの咽頭期の障害では、胃からの逆流がみられる。
3 食事の介護のアセスメントには、福祉用具専門相談員が関わることもある。
4 食事の介護アセスメントには、利用者が調理を行っているかどうかの確認は含まれない。
5 食事の介護アセスメントでは、利用者の普段の活動性や睡眠状況も確認する。

問題 28 睡眠について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 床に就いてもなかなか眠れないことを、熟眠障害という。
2 眠りが浅く、すっきりと目覚められないことを、早期覚醒という。
3 かゆみによって睡眠障害が生じることがある。
4 薬の副作用によって、夜間に興奮又は覚醒し、不眠になることがある。
5 起床時の覚醒水準を高めるケアを行うことで、規則的な排便リズムへの効果が期待できる。

問題 29 口腔機能や口腔ケアについて正しいものはどれか。3つ選べ。

1 摂食・嚥下は、中枢神経と末梢神経により制御されている。
2 嚥下反射により、食物が気道に入らないよう気管の入り口が閉鎖される。
3 すべての歯を喪失しても、咀嚼能力は低下しない。
4 脱落した粘膜上皮細胞も、口臭の原因となる。
5 口腔内を清掃する際は、義歯は外さない。

正答番号&合格基準

問題 30 認知症について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 抗精神病薬が過量だと、意欲や自発性などの低下(アパシー)をきたす場合がある。
2 若年性認知症支援コーディネーターは、すべての市町村に配置されている。
3 認知症の評価として、長谷川式認知症スケールが用いられている。
4 認知症の評価として、Mini-Mental State Examination(MMSE)が用いられる。
5 レビー小体型認知症では、幻視はみられない。

問題 31 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。

1 フレイルとは、健康な状態と介護を要する状態の中間的な状態である。
2 高次脳機能障害の主な症状には、失行や失認が含まれる。
3 心筋梗塞は、冠動脈が破裂して起こる疾患である。
4 糖尿病は、肝臓で作られるインスリンの不足によるものである。
5 高齢者に多い骨折部位には、大腿骨頚部や胸腰椎が含まれる。

問題 32 次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 自治体によっては、救急車を呼ぶべきかどうかの相談に対応する窓口がある。
2 介護保険施設の介護職員であれば、研修を受けなくても、喀痰吸引を行える。
3 高齢者によくみられる疾患には、日常の生活機能に障害を引き起こすものが多くある。
4 高齢者は、加齢により生体機能が低下しているため、薬剤の副作用がでやすい。
5 一次救命処置とは、医師の指示のもとに救急隊員が行う応急処置のことである。

問題 33 高齢者の急変時の対応について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 心肺蘇生時の胸骨圧迫は、仰臥位で行う。
2 出血量が多い場合は、傷口を清潔なタオルなどで圧迫し、出血部位を心臓の位置より低くする。
3 両手足に力が入らず、頚椎損傷が疑われる場合には、極力身体を動かさないようにする。
4 服の下をやけどしたときは、服を脱がせて流水で冷やす。
5 食物で窒息したときは、腹部突き上げ法(ハイムリック法)を行うこともある。

問題 34 在宅医療管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 腹膜透析は、血液透析に比べて食事内容の制限が多い。
2 人工的に造設した便や尿の排泄口のことを、ストーマという。
3 在宅経管栄養法で栄養剤を注入する際の体位は、座位又は半座位が望ましい。
4 在宅酸素療法の利用者が呼吸苦を訴えた場合は、ただちに酸素流量を増やす。
5 在宅中心静脈栄養法を実施している利用者が入浴する場合は、特別な配慮が必要である。

問題 35 老年期うつ病について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 めまい、便器などの自律神経症状が目立つ。
2 脳の器質的疾患は、原因とはならない。
3 家族、友人などの喪失体験も発症のきっかけとなる。
4 自殺企図の危険性は低い。
5 認知症を合併することがある。

問題 36 バイタルサインについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 やせているため体温計を腋窩部に密着できない場合には、腋窩部では正確に体温を測定できない。
2 脈の結滞(拍動が欠けること)は、健常高齢者でもよくみられる。
3 大動脈疾患の患者の血圧測定は、左右両方の腕で行う。
4 呼吸数は、聴診器がないと計測できない。
5 パルスオキシメータは、指先から血液を針で採取して測定する。

問題 37 検査について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 血清グロブリンは、栄養状態をみる指標として最も有用である。
2 脊椎の圧迫骨折で身長が低くなると、BMI(Body Mass Index)は、骨折前と比較して高くなる。
3 血中尿素窒素(BUN)は、肥満の程度を示す。
4 24時間心電図(ホルター心電図)の検査中は、臥床している必要がある。
5 C反応性たんぱく質(CRP)は、感染症で高値になることが多い。

問題 38 次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 インフォームド・コンセントは、治療に関わるものなので、検査には必要とされない。
2 認知機能が低下している場合には、本人への治療方法の説明は省略する。
3 指定居宅介護支援事業者は、あらかじめ、利用者又はその家族に対し、入院する場合には、担当の介護支援専門員の氏名及び連絡先を入院先に伝えるよう求めなければならない。
4 認知症高齢者では、生活や療養の場所が変わることが心身の状況に悪影響を及ぼすおそれがある。
5 入院時情報連携加算は、指定居宅介護支援事業者が、その利用者が入院した医療機関に対し、ファックス等で情報提供した場合でも算定することができる。

問題 39 感染症について適切なものはどれか。2つ選べ。

1 標準予防策(スタンダード・プリコーション)は、すべての人の体液や排泄物等に感染症があると考えて取り扱うことである。
2 インフルエンザに罹患した者が職場に復帰する場合は、治癒証明書を提出する法的な義務がある。
3 ウイルス性肝炎は、飛沫感染する。
4 ノロウイルス感染者の便や吐物には、ノロウイルスが排出される。
5 高齢者は、肺炎球菌ワクチンを毎年接種しなければならない。

問題 40 高齢者の疾患の特徴として、より適切ものはどれか。3つ選べ。

1 慢性の疾患が多い。
2 加齢に伴う個人差は少ない。
3 一人で多くの疾患を併せもっている。
4 予後は社会的要因に影響されない。
5 症状は非定型的であることが多い。

問題 41 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 人生の最終段階において自ら望む医療・ケアについて、医療・ケアチーム等と話し合い、共有するための取組をいう。
2 本人が死の直前になったときにのみ話し合う。
3 話し合った内容は、文書にまとめておく。
4 本人の考えより、医療・ケアチームの方針が優先される。
5 話合いは、一度だけ行えばよい。

問題 42 指定短期入所療養介護について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 家族の疾患、冠婚葬祭、出張等の理由では、利用できない。
2 喀痰吸引や酸素療法など医療ニーズが高い要介護者も利用できる。
3 虐待等やむを得ない事情がある場合でも、利用定員を超えて受け入れることはできない。
4 サービス提供施設として、介護老人福祉施設、介護医療院、指定介護療養型医療施設、療養病床を有する病院又は診療所である。
5 療養型以外の介護老人保健施設が提供する短期入所療養介護には、在宅強化型、基本型、その他がある。

問題 43 指定看護小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 事業者は、看護サービスの提供の開始に際し、主治の医師の指示を文書で受ける必要はない。
2 看護小規模多機能型居宅介護計画の作成に当たっては、地域における活動への参加の機会も考慮し、利用者の多様な活動が確保できるよう努めなければならない。
3 事業者は、看護小規模多機能型居宅介護計画及び看護小規模多機能型居宅介護報告書を主治の医師に提出しなければならない。
4 訪問介護や訪問看護などの訪問サービスと通いサービスを一体的に提供するもので、宿泊サービスは含まない。
5 看護小規模多機能型居宅介護を受けている間についても、訪問リハビリテーション費、居宅療養管理指導費及び福祉用具貸与費は算定できる。。

問題 44 医師が行う居宅療養管理指導について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 要介護状態の悪化の防止等に資するよう、計画的に行わなければならない。
2 交通費を受け取ることはできない。
3 区分支給限度基準額が適用される。
4 保険医療機関として指定を受けている病院は、都道府県知事の指定があったものとみなされる。
5 サービス担当者会議への参加が困難な場合には、原則として、文書により情報提供・助言を行わなければならない。

問題 45 介護医療院について適切なものはどれか。2つ選べ。

1 原則として、個室である。
2 ターミナルケアの機能を有する。
3 医療法の医療提供施設には該当しない。
4 必要な医療の提供が困難な場合には、他の医師の対診を求める等適切な措置を講じなければならない。
5 Ⅱ型では、Ⅰ型に比してより重篤な身体疾患を有する患者等に対応できる体制が求められている。

正答番号&合格基準