第19回(28年度)ケアマネジャー試験過去問&正答番号等

第19回(平成28年度)介護支援専門員実務研修受講試験完全復元過去問(保健医療サ―ビスの知識等 基礎・総合 26〜45問)


ケアマネジャー試験過去問第19回、平成28年10月2日(日)に行われた実務研修受講試験(保健医療サービスの知識等基礎26〜40問・総合41〜45問)の問題です。

保健医療サービスの知識等 基礎 問題 26〜40問題

問題 26 高齢者に多い症状・疾患について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 高齢者の難聴では、伝音性難聴が多い。
2 服用する薬剤数が多くなると、副作用のリスクは増大する。 
3 心房細動では、心内で形成された血栓により、脳梗塞をきたすことが多い。
4 高齢者のめまいは、内耳の障害のほか、血栓のコントロール不良、脳腫瘍などが原因となることがある。
5 加齢黄斑変性では、進行しても視力が失われることはない。


問題 27 次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 高齢者の不明熱では、悪性腫瘍や感染症が隠れていることがある。
2 心室性期外収縮は、健康な人ではみられない。
3 血圧測定は、上腕での測定が難しい場合には、下肢で測定してもよい。
4 起立性低血圧は、飲酒や降圧剤の使用も原因である。
5 本態性高血圧は、腎臓や内分泌の異常により血圧が高い状態をいう。


問題 28 検査について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 高齢者のBMI(Body Mass Index)は、脊椎の変形や圧迫骨折により、本来の値より小さくなる。
2 血清アルブミンは、高齢者の長期にわたる栄養状態をみるために有用な指標である。 
3 AST(GOT)は、肝臓の疾病以外の原因でも上昇する。
4 糖尿病の指標であるヘモグロビンA1cは、検査前1〜2時間の血糖レベルを反映している。
5 CRP(C反応性たんぱく質)は、感染症以外に、悪性腫瘍や膠原病でも高値になることがある。


問題 29 呼吸状態ついて適切なものはどれか。3つ選べ。

1 チアノーゼは、呼吸状態が悪いため血液中の酸素が欠乏し、皮膚や粘膜が紫藍色になることがある。
2 心不全により呼吸困難をきたしている場合は、起坐位又は半坐位となることで呼吸困難が軽減される。
3 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合は、口をすぼめて息を吸う呼吸を積極的に勧める。
4 呼吸のたびに顎であえぐような下顎呼吸が始まると、1〜2時間後に死亡することが多い。
5 チェーンストークス呼吸は、睡眠時無呼吸症候群に特徴的な呼吸である。


問題 30 次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 慢性心不全に用いられるジギタリス製剤や認知症治療薬は、食欲不振の原因になることがある。
2 高齢者は、口渇の訴えが多いので、水分の過剰摂取に注意する。 
3 嚥下障害の有無を把握するには、食事の所要時間、むせや誤嚥の有無、姿勢等を観察する。
4 経口維持加算は、多職種による食事の観察や会議を行い、経口維持計画を作成し、管理栄養士等等により栄養管理を行った場合に算定する。
5 高齢者では、ADLの低下よりも、小腸における消化や呼吸機能の低下が著しい。


問題 31 皮膚疾患ついて適切なものはどれか。2つ選べ。

1 脂漏性湿疹では、患部を清潔に保つほか、抗真菌薬、保湿剤、ビタミン薬などが使用される。
2 帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウィルス感染の再活性化によって起こる。
3 皮脂欠乏症は患部を清潔に保つことが悪化予防になることから、ナイロンタオルなどを使ってよく洗う。
4 白癬は家族内で感染することはまれであるため、爪切りやスリッパなどは共有しても差し支えない。
5 薬疹は、長期間服用している薬剤により生じることはない。


問題 32 在宅医療管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 悪性腫瘍の疼痛管理のために麻薬を使う場合は、便秘になることが多いので、排便コントロールに留意する。
2 腹膜透析は、在宅で行うことができるため、血液透析に比べて通院回数は少ない。 
3 インスリンを自己注射している場合に、冷や汗、動悸、震えがみられたら、高血糖を疑う。
4 在宅酸素療法や人工呼吸療法を実施している場合は、パルスオキシメーターの購入費用の補助を受けられることがある。
5 胃ろうに栄養剤を注入する際には、水平仰臥位で実施する。


問題 33 次の記述について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 ジェネリック医薬品は、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない。
2 医療保険における訪問診療は、医師が計画的な医学管理の下に定期的に訪問して診療を行うことである。
3 中心静脈栄養法を行っている者は、入浴はできない。
4 呼吸の苦しさを訴えた場合は、速やかに症状を緩和するため、医師の指示にかかわらず酸素流量を増やす。
5 膀胱留置カテーテルを使用し、尿漏れがある場合は、カテーテルの閉塞を疑う。


問題 34 感染症について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 感染症罹患者に対する特別な対応を、標準予防策(スタンダード・プリコ―ション)と呼ぶ。
2 介護施設で集団感染を起こしやすい感染症には、C型肝炎や麻しんがある。 
3 ヘリコバクタ―・ピロリ菌に感染していると、胃潰瘍は治りにくかったり再発したりする。
4 ノルウェー疥癬は、感染力が非常に強いので、一定期間の個室での管理が必要である。
5 ウイルス感染により引き起こされる肝がんは、終末期であっても介護保険の特定疾病には該当しない。


問題 35 次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 急変時に予想される事態への対応、緊急受診先等をあらかじめ主治医や家族と共有しておくことが望ましい。
2 血圧低下による重要臓器の末梢循環が著しく障害された状態をショックという。
3 高齢者の場合、急変時にみられる痛みや呼吸困難などの訴えがないことも多い。
4 嘔吐した場合には、仰臥位にして口腔内に吐物が残っていないかを確認する。
5 高齢者は、感染症に罹患すれば、必ず発熱する。


問題 36 次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 入浴の際には、皮膚の発赤や新しいアザを見つけても、褥瘡のできる部位でなければ、そのままにしてもかまわない。
2 膀胱留置カテーテルの使用時は、蓄尿バッグを膀胱と同じ高さに固定する。 
3 適切な住宅改修や移動補助具の導入は、介護負担の軽減につながる。
4 摂食・嚥下障害による誤嚥は、嚥下前、嚥下中、嚥下後のいずれのときでも生じることがある。
5 睡眠障害は、痛みやかゆみ、咳、呼吸困難、頻尿などが原因となることがある。


問題 37 薬剤について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 肝機能が低下している場合は、薬剤の代謝速度が速くなる。
2 口腔内で溶けるOD(Oral Disintegrant)錠は、口腔粘膜からそのまま吸収される薬剤である。
3 薬剤は、主に便として排泄される。
4 麻薬は、口渇の原因となり得る薬剤である。
5 上半身を起こし、多めの水で薬を服用することが、食道潰瘍の予防につながる。


問題 38 訪問看護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 ターミナルケア加算は、死亡日にターミナルケアを実施した場合に加算できる。
2 介護保険の要介護者であっても医療保険の訪問看護の対象となるのは、厚生労働大臣が定める疾病、急性増悪時及び精神障害である。 
3 主治医から交付される訪問看護指示書の有効期間は、3か月以内である。
4 緊急時訪問看護加算では、利用者・家族は、24時間連絡を取ることができる。
5 訪問看護師でも、薬剤管理を行うことができる。


問題 39 短期入所療養介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 喀痰吸引を必要とする要介護高齢者は、介護老人保健施設での短期入所療養介護。
2 短期入所療養介護には、ターミナルケアも含まれる。
3 緊急短期入所受入加算は、居宅サービス計画にない短期入所療養介護を緊急に行った場合に、7日を限度として算定できる。
4 投薬以外の診療を行ってはならない。
5 介護老人保健施設において多職種で共同して個別リハビリテーション計画を作成し、実施した場合には、個別リハビリテーション実施加算を算定できる。


問題 40 介護老人保健施設について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 若年性認知症の入所者を受け入れた場合には、介護報酬の加算を算定できる。
2 既存の介護療養型医療施設は、介護療養型老人保健施設に転換することができる。
3 施設長は、医師でなければならない。
4 退所時等指導加算は、退所後に自宅を訪問して生活指導を行っても算定できない。
5 口腔衛生管理加算は、歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が1か月に4回以上口腔ケアを行った場合に限り算定できる。


問題 41 高齢者の特性について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 老年症候群に対しては、できる限り安静や臥床が必要である。
2 せん妄は、原因や誘因を取り除いても消失しない。
3 体重減少、疲れやすい、身体活動レベルの低下、握力低下、歩行速度低下の5つの要素のうち、3つ以上あればフレイル(虚弱)と定義される。
4 サルコぺニア(加齢性筋肉減少症)は、運動器全体の機能低下をきたすことがある。
5 加齢により、最近の出来事に対する記憶が低下していくことが多い。


問題 42 終末期のケアについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 体位変換の頻度の減少や栄養状態の悪化により、褥瘡ができやすくなる。
2 本人の意思を確認できない状況下では、家族の意見が分かれることがあるため、医療・介護専門職が方針を話し合い、その結果に基づき家族を説得する。
3 終末期には、息苦しさが楽になるよう、ベッドの角度調整など姿勢の工夫をする。
4 終末期には、身体への負担が大きいため、本人が望んでも入浴は避けなければならない。
5 家族の予期悲嘆を表現できるよう支援することは、家族に対して看取りへの心の準備を促すことにつながる。


問題 43 認知症について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 レビー小体型認知症では、起立性低血圧や失神による転倒、便秘などの症状はまれである。
2 認知症ケアパスとは、医療機関の連携を示すので、介護体制は含まない。
3 若年性認知症者は、自立支援医療の対象となる。
4 認知症のSOSネットワークは、警察だではなく、介護事業者や地域の生活関連団体等が捜索に協力して、行方不明者を発見する仕組みである。
5 正常圧水頭症にみられる認知機能障碍者は、脳の周囲や脳室内に脳脊髄液が貯留するために生じる。


問題 44 居宅サービス事業について適切なものはどれか。2つ選べ。

1 連携型定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所は、定期巡回サービス、随時対応サービス、随時訪問サービスを提供する。
2 指定訪問リハビリテーションの提供は、研修を受けた看護師が行うことができる。
3 介護予防訪問看護の対象者には、末期の悪性腫瘍の患者も含まれる。
4 短期入所療養介護の入所が4日以上になる場合は、医師の診療方針に基づき、居宅サービス計画に沿った短期入所療養介護計画を事業所の管理者が作成する。
5 通所リハビリテーション計画は、かかりつけ医の指示により作成しなければならない。
(注1)選択肢1は「指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成18年厚生労働省令第34号)の定める内容による。
(注2)選択肢2、4及び5は「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第37号)定める内容による。


問題 45 災害対応について適切なものはどれか。2つ選べ。

1 深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)は、長時間同じ姿勢でいることから生じやすいので、こまめに足を動かすことなどで予防する。
2 災害時のいても、個人情報保護の観点から、要援護者の個人情報の提供及び共有は、行うことができない。
3 災害時の新たな課題である生活不活発病は、活動低下により身体機能が低下した状態をいい、要介護者のみに生じる。
4 人工呼吸等電源を必要とする医療機器使用者の停電時の対応については、平時より、主治医等と話し合い、対応を決めておく。
5 福祉避難所の対象者は、高齢者や障害者など避難所生活において何らかの特別な配慮を必要とする者とし、その家族は含まない。